台風による停電!
日本は元々、世界の先進国に比べても停電が少ない国です。
しかし、日本には地形上、台風などの自然災害がよく発生し時に強い台風により大規模な停電が起こります。
停電になると家電が使えなくなったり料理ができなくなるに加え、これからの夏の季節ではその季節故に注意しなければいけないことも増えます。
今日は、そんな台風による停電、夏の時期での注意点と暑さ対策について解説します。
停電になってから対策を考えても遅いので、今からできることをやっておきましょう。
1. 東日本大震災により防災について考える人が増えた
2011年3月11日に発生した東日本大震災、地震や津波で多くの被害を出したこれからも忘れてはいけない出来事です。
あれからしばらくの年月が経ち、その間も日本各地では大地震や大雨などの自然災害が起こっており、いつどこで何が起こるかわからないのが我々の日本という国です。
東日本大震災をきっかけにこれまで自然災害への準備と心得に欠けていたという人でも防災についてしっかり考えるようになりました。
その中の1つとして、今回取り上げる台風による停電が挙げられます。
2. 台風で停電が起こる理由
「台風が発生すると強い風が吹くので電力が落ちる…」と何となくイメージできるかもしれませんが、そもそもなぜ台風など災害により停電が起こるのでしょうか。
①台風や大雨
②落雷
③電柱の破損
④地震
⑤需要・供給バランスの乱れ
順番に解説します。
①台風や大雨
これはイメージ通りで、台風により飛ばされたものが電線を損傷したり大雨により電柱や電線が損傷することが原因で停電が発生します。
②落雷
落雷によっても停電が発生し、雷が電線に落ちると電気を配給するための設備が故障し、一般家庭などに電気を送られなくなります。
③電柱の破損
送電線である電柱の破損などによって電気の流れる経路が途絶えることでも停電が起こります。
台風など災害時は特に1箇所のみの破損ではないので、復旧までに結構な時間を有することも珍しくありません。
④地震
地震により伴う地面の液状化や家屋の破損などにより、電柱や電線、地中に埋まっているケーブルなどが損傷し停電を起こします。
東日本大震災のように被害範囲が広い場合は、電気の復旧までに長い時間を必要とするケースも少なくありません。
⑤需要・供給バランスの乱れ
自然災害に限らず停電は電力の需要と供給のバランスの乱れによっても起こり、電気は常に発電量と消費量を均等に保つ必要があります。
ただ、電力需要が供給能力を上回るなどそのバランスが崩れることで停電になり、最悪の場合大停電につながります。
3. 台風による停電でどうなる?暑さ対策は?
ではここからは、実際に台風により停電したらどうなるのか、何に困るのか、特にこれからの夏の季節での注意点などについて解説します。
台風の停電で困ること
・エアコンや扇風機、冷蔵庫などの家電
・照明器具
・スマホなど充電が必要な精密機器
・夏の暑さ対策
エアコンや扇風機、冷蔵庫などの家電
まず、停電すると当然電気が使えないのでエアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品は使用不可になります。
停電がどのくらい続くかにもよりますが、これが数日などしばらく続く場合はその間普段使っている家電製品なしで生活しなければいけません。
料理はどうするのか、エアコンがないと空調管理は大丈夫かなど多くの心配事があるでしょう。
照明器具
こちらも家電製品なので使えなくなります。夏の時期だと7時くらいまで明るいのでまだいいですがそれでも夜は照明なしでは生活できません。
災害用の照明ライトなどを用意しておきましょう。
スマホなど充電が必要な精密機器
スマホやパソコンなどの精密機器も充電がなくなれば使い物になりません。
電気がないということは充電ができないので、家族や友人との連絡や災害の最新情報なども入手できなくなります。
普段からモバイルバッテリーを持ち歩いているという方もいると思いますが、台風など災害時にはまさに必須アイテムといえるでしょう。
夏の暑さ対策
そして、夏の台風による停電で最も懸念しないといけないのが暑さ対策です。
上記で述べた通り、エアコンや扇風機などは使えなくなるので暑さ故に熱中症などが心配になります。特に子供やお年寄りの方などは体が弱いので一刻も早い暑さ対策が求められるでしょう。
台風による停電時の暑さ対策
台風により停電すると冷蔵庫なども使えないのでまともに食料を摂取できなく、また高い気温、高い湿度によりどんどん体内の水分が抜けていきます。
そうなると熱中症を引き起こす要因になり、早めに正しく対処しないと最悪の場合死に至るケースも十分考えられます。
具体的にどのような暑さ対策を行えばいいのでしょうか。
①服装を調整する
②窓を開けて風にあたる
③水分補給
④体を冷やす
⑤電力を確保して家電を動かす
①服装を調整する
まず手軽にできる方法として、涼しい服装に着替えましょう。
効率的に汗をかいて体内の熱を排出するように半袖や短パン、通気性の高い服装に着替えます。
②窓を開けて風にあたる
体温の上昇を少しでも防ぐために風にあたるといいでしょう。
風通しの良い窓がある場合は積極的に開けることで通気性がよくなり体温も下がります。ただ台風などで窓を開けられないという時もあると思うので、その場合はうちわや紙などを使って仰ぐようにしてください。
③水分補給
汗をかいて出た水分は補給しなければいけません。
体内の水分が足りなくなるいわゆる脱水状態になると熱中症の危険性が高まるので、こまめな水分補給を忘れないようにしてください。
その際、できれば失われたミネラル(塩分)も一緒に補給できるといいです。スポーツドリンクなどがおすすめです。
④体を冷やす
これも体温を下げるという役目で、体の中で大きな血管が通っている脇下や首元、太腿などに水を当てて体温を下げます。
大きなバケツに水を入れて足浴なども効果的です。
⑤電力を確保して家電を動かす
台風により停電している最中、電力を確保するのは無理…と思うかもしれませんが、災害時に使える水発電機という機械があり、これを使うことで家電などが利用できるようになります。
雨水、川の水、醤油、尿など水分であればOKで停電時のご家庭でも発電できます。現在、各地方自治体や防災グッズ取扱業者などから注文が殺到している「水発電機AQUENEOUS」がメディアでも取り上げられておりおすすめです。
AQUENEOUSにはいくつかの種類があり、女性やある程度大きな子供でも持ち運べるポータブルタイプの「AQUENEOUS mini」もあるので非常に便利です。
スマホやパソコンの充電、扇風機などの家電製品を利用できるので、台風による夏の停電時にはかなり重宝するでしょう。
災害時だけでなくアウトドアなどでも発電機として利用可能なので、各家庭に1台持っておくと安心して過ごせられると思います。
4. まとめ
いかがでしたか?今日は、夏の台風による停電時の暑さ対策についてでした。
停電すると家電が使えなくなったり、料理ができなくなったり、夏の時期だと熱中症のリスクも上がります。
台風による停電時の暑さ対策として、
①服装を調整する
②窓を開けて風にあたる
③水分補給
④体を冷やす
⑤電力を確保して家電を動かす