非常用電源装置とは?
非常用電源設備とは、
常用電源である一般商用電源が地震や台風、
雷など何らかの災害や事故などで停電してしまったときに、
消防用設備などが正常に作動できるように設置する電源です。
非常電源、予備電源として停電等の非常時のみ運転され、
防災設備、保安設備に電気を供給するものです。
非常用電源装置の必要性
日本の電力供給は、世界の中でも高品質で安定しています。
しかし、安定しているが故に、非常時の対策が疎かになっています。
電力供給が不安定になるケースは多くあり「台風」や「地震」、
「積雪」、「落雷」などの自然災害だけではなく、
建物や道路などの工事や点検に伴う人的な電圧変動や停電も多くあります。
よくある給電トラブル
給電トラブルがあっても、すぐに復旧するから問題ない!?と思っていませんか?
実は、給電トラブルが発生すると、機器の使用ができなくなるだけではなく、
機器やシステムの復旧に専門家に依頼するケースや、
最悪の場合は機器破損やデータ破損になる事もあります。
身のまわりの対象機器
オフィス
- ● パソコン機器
- ● ネットワーク機器
- ● OA機器
店舗
- ● POSシステム
- ● 顧客情報端末
- ● 防犯関係機器
管理拠点
- ● 監視システム
- ● 防犯/防災システム
- ● 基幹システム
データセンター
- ● サーバー機器
- ● ネットワーク機器
- ● 通信機器
設備
- ● 空調機器システム
- ● 警報装置
- ● 各種センサー機器
病院
- ● 情報管理システム
- ● 電子カルテシステム
- ● 医療機器
一度、給電トラブルが発生すると、
業務を継続することも困難になる可能性もあるため、
「備えあれば憂いなし」トラブルが発生する前に、
電源装置で給電トラブル対策を行うことをおすすめします。
非常用電源装置の役割
①コンピュータ用自家発電装置
災害や事故などで、電力会社から電力供給が途絶えた際に、自動的に発電機を稼働させ発電を行う装置です。ディーゼルエンジンやガスタービンなどの原動機を用いて発電するため長時間の電力供給が可能です。
②無停電電源装置(UPS)
無停電電源装置(UPS)とは、雷や地震などの自然災害によって引き起こされる「停電」や「瞬時電圧低下」などで電力が断たれた場合でも、蓄電しておいたエネルギーを使用して一定時間は電力を供給し続ける電源装置のことです。
①と②の両方とも導入
自家発電装置と無停電電源装置の両方を導入することで、停電や瞬断することなく長時間の電力供給が可能なため大切な機器やデータを、安心して守ることができます。