非常用発電設備ってなに?
消防用設備への一般商用電源供給が途絶えた場合に使用するのが「非常用発電設備」です。
スプリンクラー、消火栓、非常用エレベーター、排煙設備などに接続し、商用電源が途絶えても、消防用設備が動作できるよう電源を供給する設備です。
消防法等では非常用発電設備に接続される消防用設備に対して、火災時に法令で当該消防用設備に必要な運転時間以上(30分・60分以上)、電力を供給できるものであること、燃料油は2時間以上の容量を持つこと、40秒以内に電圧確立することなどが定められています。
また、建築基準法に於いても、予備電源として非常用照明や排煙機器へ電源を供給され一定時間電源供給ができることが定められております。
消防用設備を稼働させるために必要となる有事の際の電源となることから、日頃から有事を想定し、実際に稼働するかどうかの点検を定期的に実施することが消防法等で定められています