電気点検と消防点検の違い
非常用発電機は経済産業省管轄の電気事業法と総務省消防庁管轄の消防法で
定期点検が義務づけられています。
電気事業法での電気点検でも発電機を動かします。
電気工作物として動くかを見ます。
発電機が動くのを見て誤解をします。
「発電機は問題なく災害時にも動く」と。
でも、電気点検時は発電機のエンジンは回っていますが、発電はしていません。
車で言うとエンジンを回しただけ。
実際に車が動くか分かりません。
重い車を動かせられるか、動いた後一定時間動き続けられるか分かりません。
消防法の負荷試験ではそこを点検します。
発電機が実際に消防用設備を動かすだけの発電ができるか。
その状態を一定時間続けられるか。
全く違う目的の点検であることをご理解下さい。