非常用発電機の負荷試験(負荷運転)はエンジンやマフラー内部に堆積したカーボンを燃焼排出することでクリーンに出来る(劣化防止)
ディーゼルエンジンはエンジンの特性上、無負荷運転の場合はエンジン温度が上がらず、混合気が不完全燃焼を起こしやすくなります。
そうすると未燃焼物やカーボンがエンジンの燃焼室やマフラー内部に蓄積され、吸入・爆発・排気がスムーズにできなくなりエンジンの調子が悪くなるのです。
それだけではなく、たまったカーボンの影響でマフラーから白煙がたくさん出て、近隣への迷惑になったりします。
ひどい場合はマフラーから火を噴くこともあり、とても危険です。
このような状態だと、いざという時に非常用発電機がきちんと動きません。
こうならないためには、定期的に非常用発電機の負荷試験をして、未燃焼物や堆積カーボンを除去してあげることが大切です。
負荷をかけた運転をすると、非常用発電機のエンジンや排気温度(350度以上)が上がり、未燃焼物や堆積カーボンが燃焼されマフラーから排出されます。
そうするとエンジンやマフラー内部がクリーンになるので、マフラーからの排気ガスも透明になり、火を噴くこともありません。
このように負荷試験をすることで、エンジンやマフラー内部にたまった未燃焼物や堆積カーボンが排出でき、エンジンの調子がよくなります。
つまり停電時にきちんと動く非常用発電機とすることが出来るのです。