非常用発電機は何時間連続して動かせるの?②

発電機 非常用発電機 は必要最低限のメンテナンスをすれば長くお使いを頂けます。

非常用発電機は何時間連続して動かせるの?

消耗品は使用の有無に関わらず経年劣化します

非常用発電機は普段動かしていない分、まったく機器状態に変化がないように思われますが

オイルや冷却水、フィルター類、ホース類やベルト類、蓄電池、ヒーター部品など

経年劣化による品質の低下にともない見た目では分かりにくくても、正常な運転には支障を来たします。

メーカーが定めた推奨期間で適宜交換をしなければ、長時間運転には耐えられません。

例えば、オイルはその名の通り、高速で運動するエンジンのシリンダーが円滑に動くために

適正粘度を保った状態のオイルでなければ、粘度不足によりシリンダーの破損や摩擦熱を吸収できず

エンジンに損傷を与えてしまいます。

冷却水(LLC)も品質劣化し目詰まりを起こします

劣化した冷却水はオーバーヒートを招きます

不凍液の冷却水(LLC)も錆止め効果が無くなれば、ラジエーターやヒーターなどの腐食につながります。

ヒーターが腐食しますと絶縁不良になるため、電源を入れても温められません。

ラジエーターは本体の腐食まで進むと冷却水が漏れてしまい、アッセンプリー交換になってしまいます。

ベルトやホース類はゴムで出来ているので、時間の経過と共に適度な弾力を失いカチカチになってベルト切れや水漏れを

引き起こします。

目詰まりや漏れの要因になるため、周辺機器の不具合を誘発し結果として修理費用が高くなる結果を招いてしまいます。

エンジンオイル、冷却水は1~2年での交換推奨とされており

長期間、消耗品の交換や保全整備をされていない発電機は正常な運転が望めない結果となります。

大切な人命や資産を守るために存在する非常用発電機について、いざという時に安心して使えるために

弊社では、年に1回の負荷試験時に合わせて確認をしています。