落雷で故障?非常用発電機

非常用発電機の故障と落雷の関係

落雷が非常用発電機を直撃しますと当然故障します。

しかし、周辺に落雷があっても非常用発電機は故障をする場合があります。

設置型の非常用発電機は、建物や地面に対して常に接しています。

付近周辺に落雷した際に発生した電圧が誘導電流を起こし

ケーブルや地面を伝ってくる異常電圧が非常用発電機の故障を招きます。

落雷による主な故障の症状は、

非常用発電機が自動起動しない(動かない)

非常用発電機が自動停止しない(とまらない)

制御異常のランプが点灯したまま動かせない

電圧が安定しない

充電機能が働かない

落雷により動かなくなった非常用発電機、故障した可能性の高い箇所とは

雷による異常電流がケーブルを通して入ると非常用発電機は、電気系統が故障します。

非常用発電機は、内燃機関(エンジン)と発電システムを制御する制御基板があり

この制御基板が停電~復電信号を拾って自動始動や自動停止の制御を行います。

制御基板へは常に商用電源(電力会社から供給される電気)が流れています。

電子部品のため、地絡電流が電子基板に入ると故障になり、制御機能が使えなくなります。

自然災害による非常用発電機の故障にはご加入の火災保険内容を確認

非常用発電機は建物に付帯する設備のため、災害による損害は火災保険の適用が可能となる場合があります。

落雷や停電が起きた日を記録しておき、後日非常用発電機の点検で故障が発覚した場合には、故障原因が落雷によるものである場合、保険適用ができるか

ご契約内容を確認されることをお勧めします。