非常用自家発電設備の法定点検による確実な動作(内発協ニュースより抜粋)
非常用自家発電設備は、確実に動作させることが重要。
・防災負荷や保安負荷を動作させるため、非常用自家発電設備を確実に動作させる
必要がある。
・建築物に侵入した水を排水するポンプも非常用自家発電設備で動作させる必要が
ある。
・法定点検として、電気事業法の他、その負荷に応じて、建築基準法及び消防法で
義務化されている。
災害時における自家発電設備の不具合等
最近の災害時において適正に作動できず、法定点検等を十分に実施
されていないことが判明。
・「非常用電源等の法定点検未実施の病院への適切な対応に係る周知について」
(令和元年7月 31 日厚生労働省)
・「建築基準法第12条第3項等の規定に基づく検査等の適切な実施について」
(令和元年7月 31 日国土交通省)
・「非常用電源等の法令点検未実施の病院に対する適切な対応について」
(令和元年7月 31 日総務省消防庁)
令和元年台風第15号の上陸時 令和元年台風第19号の上陸時
災害における非常用自家発電設備の不適正な事例
平成30年大阪北部を震源とする地震における事例
令和元年台風第15号における事例
・千葉県の災害拠点病院を含む少なくとも3つの病院で非常用の
自家発電設備に故障があった。(報道機関より)
・千葉県の6つの病院で非常用自家発電設備に不具合があった。
このうち3台の自家発電設備が20年以上経過しており、十分な
点検がなされていなかった。不具合内容としては、燃料配管、
冷却水配管の漏れ、など。((一社)日本内燃力発電設備概要報
告(内発協HP)より)
燃料配管接続部の漏れの事例
非常用自家発電設備の点検整備の不備による劣化事例